今日の相場で最初に確認したいこと
昨日の日本市場では、日経平均が506円高となり、6万9220円まで上昇しました。5営業日続伸となり、日本株全体には強さが見られました。
一方で、昨夜のアメリカ市場を見ると少し違った動きになっています。
NASDAQは下落。
NYダウも下落。
S&P500も下落しました。
ところが、
半導体関連株の動きを見るSOX指数は上昇しています。
ここが今日の日本株を見るうえで、かなり重要なポイントです。
簡単にすると、
NASDAQ ↓
SOX ↑
という状態です。
NASDAQは、AppleやMicrosoftなど、アメリカのハイテク企業が多く含まれる株価指数です。
一方、SOX指数は、半導体関連企業の動きを見るための指数です。
そのため今日の日本市場では、
「アメリカのハイテク株は弱かったけど、半導体株は強かった」
という海外市場の動きが、日本株にどう影響するのかを確認したいと思います。
今日の相場は「全部上がる・全部下がる」では見ない
株を始めたばかりだと、
「NASDAQが下がった」
↓
「今日は日本のAI株も下がりそう」
と考えたくなります。
もちろん、海外市場の動きは日本株に影響します。
ただ、それだけで一日の相場が決まるわけではありません。
今回のように、
NASDAQは下落しているのに、SOXは上昇している
ということもあります。
つまり、
アメリカのハイテク株全体が弱い
のではなく、
その中でも半導体関連には買いが入っている
という違いがあります。
だから今日も、株価を一つずつ見るだけではなく、
「どのテーマにお金が残っているのか」
を確認していきます。
今日の「資金の流れ」を見る順番
今日はいきなり全部の銘柄を見るのではなく、次の順番で確認します。
① 半導体
SOX上昇が日本の半導体株に伝わるのか。
↓
② AI
NASDAQ安でも日本のAI関連が強さを見せるのか。
↓
③ データセンター・通信
半導体やAIから、さらに関連テーマへ買いが広がるのか。
↓
④ 非鉄・素材
半導体の強さが素材・部材まで届くのか。
↓
⑤ 電力・空調
これまで静かだったテーマに出来高が入り始めるのか。
この順番で見ていけば、
「今日どの株が上がった?」
だけではなく、
「市場のお金がどこからどこへ動いている?」
という視点で相場を見ることができます。
① 半導体|今日の最重要テーマ
注目銘柄
- 東京エレクトロン
- アドバンテスト
- SCREENホールディングス
- KOKUSAI ELECTRIC
- TOWA
- ローツェ
- フェローテック
- ソシオネクスト
今日、最初に確認したいのは半導体です。
理由はシンプル。
昨夜、SOX指数が上昇したからです。
昨夜の米国市場では、NASDAQなど主要株価指数が下落する一方、半導体株には買いが入りました。SOX指数も上昇しています。
つまり今日は、
「半導体だけは比較的強い」
という流れが日本市場にも続くのかを見ることになります。
ただし、ここでも重要なのは、
「SOXが上がったから半導体株を買う」
ではありません。
実際に日本市場が始まったあと、
- 主力半導体株が買われるか
- 製造装置関連にも広がるか
- 素材・部材まで買われるか
- 出来高が増えるか
を確認します。
例えば、
アドバンテストだけ上昇
なら、まだ一部の銘柄に買いが集中しているだけかもしれません。
一方、
主力株
+製造装置
+素材・部材
まで一緒に買われれば、
半導体テーマ全体に資金が入っている
可能性が高くなります。
ここは今日、かなり重要です。
② AI|NASDAQ安でも日本株は強いのか
注目銘柄
- ソフトバンクグループ
- NEC
- 富士通
- さくらインターネット
AI関連は、今日少し難しい判断になります。
理由は、
NASDAQが下落したからです。
NASDAQはアメリカのハイテク企業が多く含まれる指数なので、日本のAI関連を見るときにも参考になります。
そのため普通に考えれば、
NASDAQ ↓
→ 日本のAI関連にも売り
という動きを想像しやすい。
しかし、昨日の日本市場ではAI関連需要を取り込んでいる企業などが相場を支えています。
そこで今日は、
「NASDAQが下がっても、日本のAI関連は強いのか?」
を確認したいと思います。
もしNASDAQが下がっているのに、日本のAI関連が出来高を伴って上昇するなら、
日本市場の中でAI関連への資金がまだ強い
可能性があります。
逆にNASDAQ安に反応してAI関連も一斉に下落するなら、海外市場の影響を強く受けていると考えやすくなります。
③ データセンター・通信|AI・半導体の次に見る場所
注目銘柄
- フジクラ
- 古河電気工業
ここは、今日いきなり主役を探すというより、
「資金が次に広がる場所」
として見ておきます。
AIが成長すると、AIを動かすためのデータセンターが必要になります。
データセンターが増えれば、通信設備や電力設備などの需要も増えていきます。
そのため、
AI
↓
データセンター
↓
通信・電力・冷却設備
というつながりがあります。
ただし、
「AIが強い=データセンターも必ず上がる」
わけではありません。
実際の市場では、テーマごとに資金の入り方が違います。
だから今日は、
株価が上がっているか
だけではなく、
出来高が増えているか
も確認します。
④ 非鉄・素材|半導体の「周辺」まで買われるか
注目銘柄
- JX金属
- 住友金属鉱山
- 三菱マテリアル
ここは、サトシが普段見ている**「資金の流れ」フォルダ**ともつながる部分です。
半導体が強くなったとき、
主力半導体株だけが上がるのか。
それとも、
半導体製造装置
↓
素材・部材
まで買われるのか。
ここを確認します。
例えば、
半導体株が上昇
でも
素材株はほとんど動かない
なら、
「半導体テーマ全体に資金が広がっているわけではない」
可能性があります。
逆に、
半導体
+製造装置
+素材・部材
が揃って上昇すれば、
テーマ全体に資金が広がっている
と考えやすくなります。
株価の上下だけでは分からない部分を、こうした比較で確認していきます。
⑤ 電力・空調|まだ静かでも監視を続ける
注目銘柄
- 日立製作所
- 三菱電機
- ダイキン工業
電力・空調は、現在の4テーマの中では比較的静かな存在です。
だからといって、
「動かないから見る必要がない」
というわけではありません。
AIが広がる。
↓
データセンターが増える。
↓
大量の電力が必要になる。
↓
設備を冷やすための空調・冷却設備も必要になる。
という流れがあるからです。
ただし、
将来需要があることと、今日株価が上がることは別です。
今の段階では、
「いつ出来高が増えるのか」
を見るテーマとして監視します。
「出来高」を見る理由
ここで初心者の方にも覚えておいてほしいのが出来高です。
出来高は簡単に言えば、
「その株がどれくらい売買されたのか」
を表します。
例えば株価が上がっていても、ほとんど売買されていないのであれば、
「本当に多くの投資家から買われているのかな?」
と考える必要があります。
一方で、
株価が上がる
+
出来高も増える
なら、多くの投資家がその株を売買していることが分かります。
もちろん、
出来高が多い=必ず上がる
ではありません。
売りたい人も多ければ、出来高は増えます。
だからこそ、
株価+出来高
をセットで見る。
これが今日の相場でも重要になります。
今日のデイトレードで見るポイント
昨日の日経平均は5日続伸となり、かなり高い水準まで上昇しています。
一方、今朝は米国株安を受けて、日経225先物が大阪比で下落して始まる見通しとなっています。
つまり、
昨日まで強かった日本市場
と
今朝の米国株安
がぶつかる状態です。
こういう時に大切なのが、
寄り付きだけで判断しないこと。
例えば、
寄り付きで下落
↓
その後すぐ買い戻される
なら、
「下がったところを買いたい人がいる」
可能性があります。
逆に、
寄り付きで下落
↓
さらに売られる
なら、
「利益確定売りなどが続いている」
可能性があります。
特に今日は半導体。
SOXは上昇しているので、
「日本の半導体も下がったところで買いが入るのか」
を確認したいところです。
今日の「主役候補」は半導体。ただし決めつけない
現時点で今日の主役候補を一つ挙げるなら、
半導体
です。
理由は、
SOXが上昇している
から。
ただし、これは朝の時点での仮説です。
実際に市場が始まれば、
半導体よりAIが強い
かもしれない。
あるいは、
半導体から素材へ資金が移る
かもしれない。
もしかすると、
まったく別のテーマが主役になる
可能性もあります。
だから、
「朝に決めた主役を一日中追いかける」
のではなく、
「朝は半導体を仮説として置いて、実際の市場で答え合わせをする」
という見方をしていきます。
これはデイトレードでもかなり重要な考え方です。
今日の相場で一番確認したいこと
今日の最大のポイントは、
「NASDAQ安・SOX高という米国市場の違いを、日本市場がどう受け止めるのか」
です。
もし、
SOX高
↓
日本の半導体株上昇
↓
製造装置・素材にも買い
となれば、
半導体テーマへの資金流入が強い可能性があります。
さらに、
↓
AIも上昇
↓
データセンター・通信にも買い
となれば、
AI・半導体を中心に資金が広がっている可能性があります。
逆に、
半導体だけが一部上昇して、周辺テーマが動かなければ、
「資金はまだ限定的」
と考えることもできます。
🌅 今日の朝のまとめ
今日の日本市場は、少し面白いスタートになりそうです。
昨日の日本市場は日経平均が大きく上昇しました。
ところが昨夜のアメリカ市場では、
NASDAQ ↓
NYダウ ↓
となりました。
その一方で、
SOX ↑
という動きが出ています。
つまり、
「ハイテク全体は少し弱いけど、半導体には買いが入っている」
という状態です。
だから今日の相場では、
半導体
→ SOX高が日本株に伝わるか
AI
→ NASDAQ安でも強さを維持できるか
データセンター・通信
→ AI・半導体から資金が広がるか
非鉄・素材
→ 半導体の買いが周辺まで届くか
電力・空調
→ 静かなテーマに出来高が入り始めるか
この順番で確認していきます。
そして今日も、
「上がると思った株を買う」
だけではなく、
「実際に市場のお金がどこへ向かっているのかを確認する」
ことを意識します。
朝の予想と、実際の相場が同じになるとは限りません。
だからこそ、
朝に仮説を立てる。
↓
市場が始まったら実際の動きを見る。
↓
出来高を確認する。
↓
テーマ同士を比較する。
↓
その日の資金の流れを考える。
この繰り返しで、今日も市場を見ていきたいと思います。
今日の主役候補は半導体。
でも、本当の主役を決めるのは朝の予想ではなく、今日の市場そのものです。
読んでくれた方に幸あれ
👉 夜に答え合わせをしていきます🌙



