このブログは、株式市場の動きを観察しながら、その背景にある流れや考え方を記録しています。
日々の相場から「なぜそう動いたのか」を整理し、理解を深めていくためのメモです。

1.日々の相場チェック

日経平均は7万円を目指す? 10月1日は「1272円高の続き」だけを見てはいけない

9月30日の日本株は、かなり強い一日になりました。

日経平均は前日比1,272円45銭高の66,753円72銭。

TOPIXも67.52ポイント上昇し、東証プライム市場では値上がり銘柄が1,127、値下がりが368。さらに33業種すべてが上昇しました。

売買代金も9兆1,212億円まで膨らんでいます。

数字だけを見ると、

「日本株は再び上昇相場に戻った」

と考えたくなります。

しかし、10月1日の朝に相場を確認してみると、少し違った景色も見えてきます。

今日のポイントは、昨日の1,272円高そのものではありません。

「昨日入った資金が、今日も同じ場所に残っているのか」

ここを確認する必要があります。


昨日は何が起きていたのか

まず、昨日の相場を整理しておきます。

9月30日は、前日の米半導体株高を受けて、東京市場でもAI・半導体関連株が買われました。

東京エレクトロンは2.6%高、アドバンテストは1%高。

そしてソフトバンクグループは6%を超える上昇となりました。

さらにフジクラ、古河電工などの電線株、三菱UFJなどの銀行株にも買いが広がりました。

つまり昨日は、

半導体だけが上がった日ではありません。

AI・半導体をきっかけに、

データセンター・通信
↓
非鉄・電線
↓
銀行

と、資金が周辺へ広がったことが重要でした。

これが昨日の強さの中身です。


では、今日はどうなのか?

ここからが10月1日の朝のチェックです。

まず米国市場。

9月30日のNYダウは443ドル安。

一方、NASDAQは63ポイント高となりました。

つまり米国市場は全面高ではありません。

ダウは3日続落しましたが、NASDAQは上昇しています。

米10年債利回りは5.288%まで上昇しており、金利の高さは引き続き株式市場にとって無視できない材料です。

それでもNASDAQが上昇したことを考えると、

「AI・テクノロジーへの資金が完全に逃げたわけではない」

という見方はできます。


今日の日本株を支える材料もある

今日の日本株には、もう一つ注目材料があります。

半導体大手のマイクロン・テクノロジーの好決算です。

朝の市場見通しでも、米国株安が重荷になる一方、マイクロンの好決算が日本株を支える可能性が指摘されています。

そのため、

米国株全体は弱い
↓
しかしNASDAQは上昇
↓
半導体関連には材料が残っている

という、少し複雑な状態です。


日経先物は「昨日の上昇をそのまま続ける」状態ではない

ここも今日の朝に確認しておきたいところです。

シカゴ日経225先物は、

67,115円

で、大阪取引所終値に対して35円安。

ほぼ横ばいです。

昨日の日経平均は66,753円でした。

そのため、今日も大きく下げることを示しているわけではありません。

しかし同時に、

「昨日の1,272円高に続いて、今日も大幅高が確定している」

という状態でもありません。

ここは非常に重要です。


今日見るべきなのは「上がるか」ではない

昨日のような大幅高の翌日は、どうしても日経平均の数字に目が行きます。

しかし、今日の相場を見るときは、

日経平均が何円上がったか

だけでは不十分です。

むしろ確認したいのは、

半導体

東エレク、アドバンテスト、KOKUSAI、SCREEN、TOWA、キオクシア、ディスコなど。

昨日の主役だった銘柄が、今日も同じ方向を向くのか。


データセンター・通信

昨日強かったフジクラ、古河電工、住友電工など。

ここに引き続き出来高が入るなら、

AI・半導体から周辺インフラへ資金が広がっている

可能性があります。


銀行

昨日は三菱UFJなどメガバンクにも買いが入りました。

今日も銀行が強ければ、

半導体だけに資金が集中しているわけではない

ことが確認できます。

逆に半導体だけが強く、銀行や電線株が弱ければ、昨日よりも資金が集中した相場になっている可能性があります。


10月1日は「資金の広がり」を確認する日

ここまでを一つにつなげると、今日の相場を見るポイントがかなり分かりやすくなります。

昨日は、

AI・半導体
↓
データセンター・通信
↓
銀行など

へ資金が広がりました。

今日は、

その流れが続くのか?

それとも、

AI・半導体だけに資金が戻るのか?

あるいは、

昨日の急上昇で利益確定売りが出るのか?

この3つを確認する日です。


今日の朝に一番気をつけたいこと

それは、

「昨日1,272円上がったから、今日も強い」

と最初から決めてしまうことです。

昨日は確かに強い相場でした。

しかし、昨日の強さを作った材料と、今日の材料は完全には同じではありません。

米国ではダウが下落し、長期金利も高い水準にあります。

一方でNASDAQは上昇し、半導体関連にはマイクロンの好決算という材料があります。

つまり今日は、

「強い材料と弱い材料が同時に存在している相場」

です。

だからこそ、寄り付きだけで判断するより、

寄り付いた後にどこへ出来高が集まるのか

を見ることが重要になります。


今日の主役候補はどこか

朝の段階では、引き続き

AI・半導体

を最初に確認します。

ただし、今日のテーマは「半導体が上がるかどうか」だけではありません。

昨日の上昇で確認できた、

AI
→ 半導体
→ データセンター・通信
→ 銀行

という資金の広がりが、もう一日続くのか。

ここが今日の観察ポイントです。

もし複数の半導体株が同じ方向に動き、さらにフジクラや古河電工などにも出来高を伴った買いが入れば、昨日の流れが続いていると考えやすくなります。

逆に、日経平均だけが高く始まり、半導体も銘柄ごとにバラバラ。

さらに周辺テーマの出来高も弱い。

そんな状態なら、昨日の急上昇をそのまま今日の強さとは考えないほうがよさそうです。


10月1日の相場チェック

今日の朝は、次の5つを見ていきます。

① 半導体が複数銘柄で同じ方向に動くか

1銘柄だけではなく、テーマ全体を見る。

② フジクラ・古河電工・住友電工に資金が続くか

AIからデータセンター・通信への広がりを確認。

③ 銀行が昨日に続いて買われるか

資金がさらに別の業種へ広がるかを見る。

④ GU後も買いが続くか

高く始まることより、その後の値動きを重視する。

⑤ 出来高がどこに集中するか

今日の主役を決めるのは、ニュースだけではなく実際の資金です。


昨日の大幅高を「今日の答え」にしない

9月30日は、日経平均が1,272円上昇しました。

しかも33業種すべてが上昇する、非常に広がりのある相場でした。

だからこそ今日が面白くなります。

昨日の上昇が一時的な反発だったのか。

それとも、

AI・半導体を中心とした買いが、さらに別のテーマへ広がっていくのか。

その答えは、今日の寄り付き後に見えてきます。

株価が上がっているか下がっているかだけを見るのではなく、

「昨日買われた場所に、今日も本当に資金が残っているのか」

を見る。

10月1日の日本株は、そこから観察していきたいと思います。

読んでくれた方に幸あれ

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