5連休が明け、今日から日本株の取引が再開します。
連休中には米国株や為替、金利、半導体株など、国内市場が動いていない間にも多くの材料が動きました。
そのため、今日の日本株は単純に「昨日の続き」と考えるよりも、5日間に海外市場で起きた変化を日本株がどう織り込むのかを見る必要があります。
特に注目したいのが、ここ最近の相場を大きく動かしてきたAI・半導体関連への資金です。
まず気になるのは「米国株が下がったのに、日経先物は高い」ということ
9月23日の米国市場では、
- NYダウ:51,511.59ドル(−352.10ドル)
- NASDAQ:26,936.04(−308.24)
- SOX指数:12,534.27(−1.23%)
と、主要指数が下落しました。
特にSOX指数は半導体株の動きを見るうえで重要な指数です。
日本株でも東京エレクトロンやアドバンテストなど、半導体関連株の値動きを考える材料になります。
ところが、5連休明けの日本市場では、CME日経225先物が65,925円と、9月18日の大阪取引所終値を大きく上回っています。
つまり、
「米国株は下落したのに、日本株先物は高い」
という少し複雑な状態です。
ここだけを見ると、「じゃあ日本株は強い」と考えたくなります。
しかし、今日の相場で本当に確認したいのはそこではありません。
5連休の間に、AI・半導体には何が起きていたのか
今回のポイントは、9月18日の日本株の引けから今日までに時間が空いていることです。
9月18日の日本株では、SOX指数の上昇を背景にAI・半導体関連へ資金が戻り、日経平均は882円高となりました。
そこから日本市場が5日間休んでいる間にも、海外市場ではAI・半導体関連株が動いています。
そのため今日の寄り付きでは、海外市場で積み上がった材料を日本株が一気に反映する可能性があります。
ただし、ここで注意したいのが**「寄り付きが高い=そのまま強い」ではない**ということです。
大きく上昇して始まった場合、その後も買いが続くのか。
それとも、寄り付きで利益確定売りが出るのか。
ここを見ないと、今日の資金の流れは判断できません。
米国で株が売られた理由も無視できない
9月23日の米国市場では、9月のPMI速報値が強い数字となりました。
製造業PMIは57.0、サービス業PMIは58.7となり、いずれも前月から上昇し、市場予想も上回りました。総合PMIは58.4で、2021年7月以来の高水準となっています。
景気が強いこと自体は悪い材料とは限りません。
しかし、現在の市場では、
景気が強い
↓
インフレが下がりにくい
↓
金利が高止まりする可能性
↓
追加利上げへの警戒
という連想につながりやすくなっています。
実際に米長期金利が上昇し、ハイテク株や半導体株には売りが出ました。
したがって今日の日本株では、単純に「連休中に海外株が動いたから買い」というだけではなく、金利上昇という逆風がある中でもAI・半導体に買いが続くのかが重要になります。
今日の本当の主役は「日経平均」ではない
今日の相場を見るとき、私は日経平均の数字だけではなく、どこに資金が入っているのかを確認したいところです。
特に見るのは次の4つです。
① AI・半導体
まずはここです。
東京エレクトロン、アドバンテストなどの主力株が強いのか。
そして、それだけではなく関連銘柄にも買いが広がっているのか。
ここが最初の確認ポイントです。
② データセンター・通信
AI関連への資金が続く場合、次に資金が向かいやすいのがAIインフラ関連です。
データセンターの設備投資が続けば、通信・光ファイバー・電線などにも関連性が出てきます。
AIそのものではなく、AIを動かすための設備へ資金が広がっているかを見る場所です。
③ 電力・空調
さらに資金が広がるなら、データセンターの電力需要や冷却需要に関連する電力・空調関連にも注目できます。
ここまで同時に動いてくるなら、
AI
→ 半導体
→ データセンター・通信
→ 電力・空調
という資金の広がりが見えやすくなります。
④ TOPIXと日経平均の違い
もう一つ重要なのが、日経平均だけが大きく上昇していないかという点です。
日経平均は一部の値がさ株の影響を受けやすいため、指数が大きく上がっていても、市場全体に買いが広がっているとは限りません。
そのため、
日経平均は強い
↓
TOPIXも強いのか
↓
上昇銘柄数も増えているのか
という順番で確認します。
今日の相場で一番面白いポイント
今回の5連休明けは、単純な「上がる・下がる」よりも、
「連休中に動いた資金が、今日の日本市場でどこへ戻ってくるのか」
を見る日だと思います。
9月18日はAI・半導体への資金集中が目立ちました。
その後、米国では強い経済指標を受けて金利が上昇し、9月23日はNASDAQやSOXが下落しました。
一方、日本市場ではCME日経225先物が大きく上昇しています。
この組み合わせを見ると、今日の寄り付きはかなり重要です。
寄り付き後に確認したい3つ
今日、私が特に確認したいのは次の3点です。
1.高く始まったAI・半導体株が、その後も買われるのか
寄り付きだけではなく、出来高を伴って買いが続くかを見る。
2.AI・半導体以外へ資金が広がるのか
データセンター、通信、電力、空調などが同じ方向へ動くなら、テーマ全体への資金流入がより明確になります。
3.日経平均だけが強いのか、市場全体が強いのか
TOPIX、上昇銘柄数、下落銘柄数なども合わせて確認します。
今日の朝の仮説
現時点では、
「5連休中に積み上がった海外市場の材料を受け、日本株は高く始まりそう。ただし、本当に強い相場なのかは寄り付き後の資金の動きで確認する必要がある」
というのが今日の仮説です。
特にAI・半導体が再び主役になるのか。
それとも、そこからデータセンター・通信、電力・空調などへ資金が広がるのか。
ここが今日の観察ポイントになります。
相場を見るとき、指数が上がったか下がったかだけを追っていると、資金がどこからどこへ移動しているのかが見えにくくなります。
逆に、
「株価は動いた」
「出来高は増えた」
「同じテーマの銘柄も動いた」
この3つを重ねて見ると、少しずつ市場の中身が見えてきます。
5連休明けの今日は、その「資金の流れ」がもう一度大きく動く可能性があります。
今日の相場では、日経平均の数字だけではなく、その数字を誰が押し上げているのかを追っていきたいと思います。
読んでくれた方に幸あれ
👉 明日の仮説を立てていきます🌅



