このブログは、株式市場の動きを観察しながら、その背景にある流れや考え方を記録しています。
日々の相場から「なぜそう動いたのか」を整理し、理解を深めていくためのメモです。

1.日々の相場チェック

米国株安でも半導体は強い? 9月9日の日本株で注目したい「資金の行き先」

昨日の日本株は、大きく揺れました。

日経平均は前日比1,130円安。

一時は買い戻される場面もありましたが、円高や原油価格の上昇、中東情勢への警戒などが重なり、最終的には大幅な下落となりました。

ところが、ここで少し気になる動きがあります。

昨日のような不安定な相場でも、AI・半導体関連の一部には買いが残っていました。

そして昨晩の米国市場でも、主要指数は下落した一方、半導体関連株には強い動きが見られました。

では、今日の日本株はどうなるのでしょうか。

今日のポイントは、

「市場全体が弱い中でも、半導体・AIに資金は残っているのか?」

です。


まず、昨日の相場から考えてみる

昨日の相場は、一言で表すなら、

「市場全体は弱い。でも一部のテーマは強い」

という一日でした。

日経平均は大幅に下落しましたが、AI・半導体関連の一角には買いが入る場面がありました。

つまり、投資家がすべての株から一斉に資金を引き上げたわけではありません。

むしろ、

売られるところと、買われるところがはっきり分かれ始めている

と考えることができます。

これは今日の相場を見るうえで、とても重要なポイントです。


昨日の「答え」が、今日のスタートになる

これまで朝の記事では、

「昨日の主役が今日も主役なのか?」

という視点で相場を見てきました。

昨日の答えは、

半導体・AIの一部には資金が残っている。

ただし、

日本株全体には売りが強い。

というものでした。

では、今日の問いは少し変わります。

「昨日まで残っていた半導体・AIへの資金が、今日も続くのか?」

これを確認します。


米国市場は弱かった。それでも半導体は?

昨晩の米国市場では、NYダウやS&P500、NASDAQなど主要指数が下落しました。

原油価格の上昇やインフレへの警戒が、株式市場の重しとなっています。

ところが、すべてのハイテク株が同じように売られたわけではありません。

半導体関連では、

Intelが大幅上昇

Qualcommも上昇

するなど、相対的に強い銘柄が見られました。

つまり昨晩も、

米国株全体 → 弱い

なのに、

半導体 → 強い

という動きが出ています。

ここが今日の日本株を見るうえで、かなり面白いところです。


そして今朝、日本の半導体も反応している

今朝の東京市場では、日経平均は小幅高で始まりました。

その中でも目立っているのが半導体・AI関連です。

寄り付き段階では、

  • ソフトバンクグループ
  • レーザーテック
  • KOKUSAI ELECTRIC

などが上昇。

特にレーザーテックやKOKUSAI ELECTRICは、日経平均全体よりも強い動きを見せています。

ここまでを見ると、

昨日の半導体・AIへの資金が、今日もある程度残っている

可能性があります。

ただし、まだ朝です。

ここで「今日は半導体の日だ」と決めつけるのは早い。

今日確認したいのは、

この買いが後場まで続くのか。

そして、

同じテーマの別銘柄にも広がっていくのか。

です。


今日の相場を見るなら「強い銘柄」より「強さの広がり」

ここからが今日の相場で一番見たいところです。

例えば、

レーザーテックだけ強い。

アドバンテストだけ強い。

東京エレクトロンだけ強い。

という状態なら、

資金が一部の大型株に集中している

可能性があります。

一方で、

半導体製造装置

↓

素材・部材

↓

AI関連

↓

データセンター

と、複数の関連テーマに出来高を伴って買いが広がっていけば、

テーマそのものに資金が集まっている

可能性が高くなります。

だから今日も、

「何が上がったか」だけではなく、「どこまで買いが広がったか」

を見ます。


今日の第一候補は「半導体」

今朝の第一候補は、やはり半導体です。

見るのは、

  • アドバンテスト
  • 東京エレクトロン
  • レーザーテック
  • SCREEN
  • KOKUSAI ELECTRIC
  • キオクシア
  • TOWA
  • ローツェ

など。

昨日の下落相場でも半導体・AIの一角に買いが残り、昨晩の米国市場でも半導体株が相対的に強かった。

さらに今朝の日本市場でも半導体関連が買われている。

ここまでつながると、

「半導体への資金がまだ生きているのか?」

を確認する価値があります。

ただし、上昇していることだけを見てはいけません。

今日も、

株価+出来高

をセットで確認します。


AI関連は「半導体の次」を見る

次に確認したいのがAI関連です。

代表的なところでは、

  • ソフトバンクグループ
  • NEC
  • 富士通
  • さくらインターネット

など。

今日、

半導体が強い

だけでなく、

AI関連にも買いが広がる

なら、テーマ全体への資金流入が続いている可能性があります。

逆に、

半導体だけ強い

なら、

「AI全体が強い」というより、

半導体という一つのテーマに資金が集中している

可能性があります。

ここは今日の相場を読むうえで区別したいところです。


その先にある「データセンター」

AI関連を見るときに、もう一つ確認したいのがデータセンターです。

AIの利用が広がれば、GPUや半導体だけでなく、

通信

サーバー

電力

冷却設備

などにも関連需要が生まれます。

そこで、

フジクラ

古河電気工業

などのデータセンター・通信関連を確認します。

今日もし、

半導体
↓
AI
↓
データセンター

と買いが広がっていけば、

昨日までのテーマの流れがまだ続いている

と見ることができます。


電力・空調は「まだ動いていない」ことも大切

さらにその先には、

電力・空調・設備

があります。

AIデータセンターが増えれば、電力や冷却設備の重要性も高まります。

そのため、

  • 日立製作所
  • 三菱電機
  • ダイキン工業

などにも変化が出るのかを見ます。

ただし、

「AI関連だから上がる」

と考えるのではありません。

今日実際に、

出来高が増えているか

株価が反応しているか

を確認します。


今日、忘れてはいけない「円高」

ここまで見ると、

「半導体が強そうだから、今日は日本株も強そう」

と考えたくなります。

でも、もう一つ重要な材料があります。

円高です。

ドル円は今朝153円台前半で推移しています。前日の東京市場終値は153円74銭でした。

急速な円高は、日本の輸出企業にとって業績面の重しとして意識されやすい材料です。

つまり今日の市場は、

半導体・AIの強さ

と

円高の逆風

がぶつかる可能性があります。


さらに「原油」も見る

もう一つ、昨日から注目度が高まっているのが原油です。

中東情勢への警戒から原油価格が上昇しており、米国株全体にもインフレへの警戒感が出ています。

原油高は、

企業コスト

↓

物価

↓

インフレ

↓

金利

という連想につながります。

そのため、今日の日本株を見るときも、

株価だけではなく原油と為替も一緒に確認する

ことが重要です。


今日の「資金の流れ」を追ってみる

今日の朝は、次の順番で市場を見ていきます。

STEP 1 半導体

昨日までの買いが続いているか。

↓

STEP 2 AI

半導体以外のAI関連にも資金が広がるか。

↓

STEP 3 データセンター・通信

AIインフラへ買いが広がるか。

↓

STEP 4 電力・空調

さらにインフラ関連へ資金が移るか。

↓

STEP 5 市場全体

日経平均だけでなく、TOPIXや幅広い銘柄にも買いが広がるか。

この最後が非常に重要です。


今日の相場で「本当に強い」と判断するには?

例えば、今日の日経平均が上昇したとしても、

半導体数銘柄だけが上昇している

のであれば、

「市場全体が強い」

とは言い切れません。

一方で、

日経平均上昇
+
TOPIX上昇
+
半導体上昇
+
AI上昇
+
データセンター上昇
+
値上がり銘柄増加

となれば、

資金が広い範囲に戻ってきている

可能性があります。

だから今日は、

「指数が上がったか?」より、「上昇の中身はどうだったか?」

を確認したいと思います。


今日の朝の仮説

ここまでをまとめると、今日の朝の仮説は、

「米国株全体は弱いものの、半導体株には強さが残っている。その流れを受けて日本でもAI・半導体が相場を支える可能性がある。ただし、円高・原油高が日本株全体の重しになる可能性がある」

です。

だから今日は、

半導体が強いか?

だけではなく、

その強さがどこまで広がるか?

を見ます。


今日の注目ポイントはこの5つ

最後に、今日の相場を見るポイントを整理します。

① 半導体

SOX高を受けた買いが続くのか。

② AI

ソフトバンクGなどに買いが広がるのか。

③ データセンター・通信

フジクラなどに資金が向かうのか。

④ 電力・空調

AIインフラのさらに先まで資金が広がるのか。

⑤ 円高・原油高

半導体の強さを日本株全体が維持できるのか。


今日の相場は「強いテーマ」と「弱い市場」の綱引き

昨日までの相場を振り返ると、

9月7日

半導体・AIが大幅上昇。

↓

9月8日

市場全体は大幅下落。

それでも半導体・AIの一部には買いが残る。

↓

9月9日

米国株全体は弱い。

それでも米国半導体株は相対的に強い。

↓

日本市場

半導体・AI関連が買われてスタート。

この流れを見ると、

「AI・半導体への関心が消えた」とはまだ言い切れない

状況です。

ただし、同時に、

円高

原油高

中東情勢

という不安材料もあります。

だから今日の相場は、

「半導体・AIの強さが、市場全体の不安をどこまで跳ね返せるのか?」

を見る一日になりそうです。

朝の段階で答えを決める必要はありません。

まずは、

株価を見る。

↓

出来高を見る。

↓

同じテーマの銘柄を見る。

↓

日経平均とTOPIXを比べる。

↓

為替と原油も確認する。

そして一日の終わりに、

「朝に考えていたことと、実際の相場はどう違ったのか?」

を答え合わせする。

この繰り返しが、市場の動きを少しずつ理解するための材料になっていきます。

今日も、

「何が上がるか」ではなく、「市場のお金がどこへ向かっているのか」

を追いかけていきたいと思います。

読んでくれた方に幸あれ

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