昨日の日本株は、日経平均が2,203円高。
一気に6万9000円台目前まで駆け上がる、非常に強い一日となりました。
そして今日。
相場は一転して反落しました。
日経平均は前日比647円安。
「昨日まであれだけ上がったのに、今日は大きく下がった」
数字だけを見ると、そんな印象を受ける一日です。
しかし、今日の相場をもう少し細かく見ていくと、単純な「全面安」ではありませんでした。
むしろ今日見えてきたのは、
「昨日まで買われていた銘柄から、次のテーマへ資金が動き始めているのではないか」
という相場の変化です。
まず、今日の日本株はどうだったのか
10月2日の東京市場では、日経平均が3日ぶりに反落しました。
前日終値は68,956.72円。
そこから今日は大きく売られ、終値は前日比647円安となりました。
TOPIXも下落。
前場の時点では、
- 日経平均:68,326円
- TOPIX:4,089ポイント
まで下落していました。
さらに東証プライムでは、前場の時点で値下がり銘柄が1,326銘柄。
値上がりは203銘柄にとどまり、かなり広い範囲で売りが出ていました。
つまり、
今日は「指数だけが下がった日」ではありません。
多くの銘柄に利益確定売りが広がった一日でした。
昨日の「+2,203円高」の反動がやってきた
今日の相場を考えるうえで、昨日の値動きを外すことはできません。
10月1日の日経平均は、
+2,203円
という大幅高。
終値は68,956.72円となり、6万9000円台目前まで上昇しました。
その原動力となったのが、米マイクロン・テクノロジーの好決算をきっかけとした半導体関連株への買いでした。
つまり昨日は、
「半導体を中心に一気に資金が入った日」
だったわけです。
だからこそ、今朝の記事では、
「この勢いが今日も続くのか?」
という点を重要なチェックポイントとしていました。
実際の今日の相場では、昨日の急騰に対する利益確定売りが入りました。
ここまでは、朝の段階で想定していた流れに近い展開です。
ただし、今日の本当のポイントはここから
日経平均が647円下がった。
これだけを見ると、
「半導体相場も終わったのでは?」
と感じるかもしれません。
ところが、個別銘柄を見ると少し違った動きが出ています。
今日、目立ったのが、
非鉄金属・電線関連です。
古河電工は上昇。
フジクラも上昇。
住友電工も上昇しました。
後場にも、
- 古河電工
- フジクラ
- 住友電工
- レゾナック
- アドバンテスト
- 三井金属
- SUMCO
- イビデン
- NEC
- レーザーテック
など、上昇する銘柄が確認されています。
特に古河電工、フジクラ、住友電工が属する非鉄金属は、今日の業種別騰落率で上昇率トップとなりました。
「指数下落=全部売られている」ではなかった
ここが今日の相場で面白かったところです。
東証プライム33業種では、
29業種が下落、4業種が上昇。
全体としては明らかに売り優勢でした。
それでも、
非鉄金属
鉱業
石油・石炭
などには買いが入りました。
つまり、
「日本株全体から資金が逃げた」
というより、
「昨日まで強く買われていたところから、別の場所へ資金が移動した」
という見方もできます。
もちろん、一日だけの値動きで資金移動が完全に確認できるわけではありません。
しかし、指数と個別テーマの動きに大きな違いが出たことは、今日の相場を見るうえで重要なポイントでした。
今日の主役は「電線・非鉄」に変わったのか?
ここは、明日の相場を見るうえでも確認しておきたいところです。
今日の非鉄金属では、
古河電工
フジクラ
住友電工
などが強く動きました。
15時時点でも非鉄金属は上昇業種のトップ。
古河電工やフジクラなどが上昇をけん引していました。
一方で、日経平均を大きく押し下げたのはソフトバンクグループや東京エレクトロンなどでした。
15時時点では、ソフトバンクグループが日経平均を約330円押し下げ、東京エレクトロンも約258円押し下げていました。
その一方で、アドバンテストは日経平均を約207円押し上げています。
この組み合わせを見ると、
「AI・半導体関連が全部売られた」
とは言い切れません。
同じテーマの中でも、
売られる銘柄と買われる銘柄が分かれた
一日だったことが分かります。
朝に考えていたことと、実際の相場を比べてみる
今朝の相場チェックでは、
「昨日の急騰後、AI・半導体への資金がそのまま続くのか」
を重要なポイントとしていました。
実際には、
昨日のような全面的な半導体高にはなりませんでした。
日経平均は反落。
幅広い銘柄に利益確定売りが入りました。
しかし、その一方で、
アドバンテスト
フジクラ
古河電工
住友電工
などには買いが入りました。
ここから分かるのは、
「テーマそのものが消えた」のではなく、「テーマの中で資金の向かう先が変化した」
可能性です。
今日の相場から見えてきた「資金の流れ」
今回の2日間を並べてみると、かなり分かりやすくなります。
10月1日
米マイクロンの好決算
↓
半導体関連へ買い
↓
日経平均+2,203円
↓
6万9000円目前へ
10月2日
前日の急騰への利益確定
↓
日経平均・TOPIX下落
↓
大型株の一部に売り
↓
一方で非鉄・電線・資源関連に買い
こう見ると、
「昨日上がったから今日は全部下がった」
という単純な話ではありません。
相場の中では、毎日少しずつ資金の居場所が変わっています。
では、来週は何を見る?
今日の時点で、無理に結論を出す必要はありません。
むしろ確認したいのは、
今日強かったテーマが、来週も強いのか。
ここです。
特に、
- フジクラ
- 古河電工
- 住友電工
- 三井金属
- INPEXなどの資源関連
- アドバンテストなどの半導体関連
が、次の営業日でも同じ方向を向くのか。
そして、
複数銘柄が同時に動くのか。
ここを見ていくことで、一時的な物色なのか、それとも新しい資金の流れなのかを考える材料になります。
今日の相場を一言でまとめるなら
今日の日本株は、
「昨日の急騰を受けた利益確定売りの一日」
でした。
ただし、それだけではありません。
指数が大きく下落する中でも、
非鉄金属や電線関連には買いが入り、半導体関連でも銘柄によって明暗が分かれました。
だから今日の相場で覚えておきたいのは、
「日経平均が下がった」ことだけではなく、
「下がる相場の中で、どこに資金が残っていたのか」
ということです。
相場を見るとき、指数だけを追っていると見えないものがあります。
上がった銘柄。
下がった銘柄。
そして、
全体が弱い日に、それでも買われていたテーマ。
そこまで見ると、その日の日本株が何を意識して動いていたのかが少しずつ見えてきます。
10月最初の2営業日は、
「半導体の急騰」から「利益確定と資金の分散」へ。
そんな変化を確認する2日間となりました。
来週も、まずは指数を見る。
その次に、業種を見る。
そして最後に、個別銘柄の動きを見る。
この順番で、資金の流れを追っていきたいと思います。
読んでくれた方に幸あれ
👉 明日の仮説を立てていきます🌅



