朝の日本株は、思ったより弱かった
今日の朝、相場を確認した時に最初に目に入ったのは、
「あれ?思ったより弱い」
という動きでした。
前日の米国市場では、NYダウやNASDAQが上昇。
半導体関連を見るうえで重要なSOX指数も反発していたため、朝の日本市場ではAI・半導体株にも買いが入りやすいのではないかと考えていました。
ところが、実際の東京市場はそう簡単には動きませんでした。
8月26日の日経平均は、
251円安の65,604円
でスタート。
朝方にはさらに下値を試し、日経平均は6万5,000円台前半まで下落しました。
「米国株が上がったのに、日本株は下がるの?」
そんな疑問を持った方もいるかもしれません。
でも、今日の相場で本当に面白かったのは、ここからです。
一度売られた日本株に、買いが戻ってきた
朝は弱かった。
ところが、そのまま下落が続いたわけではありません。
売りが一巡すると、少しずつ買い戻しが入り始めました。
そして前場終了時には、
日経平均
+371.12円
66,227.55円
まで上昇。
TOPIXも、
+24.77ポイント
4,118.44ポイント
となりました。
つまり今日の日本市場は、
米国株高
↓
日本株は朝から売られる
↓
6万5,000円台まで下落
↓
売りが一巡
↓
買い戻される
↓
日経平均はプラスへ
という流れになりました。
ここを見逃すと、
「今日は日経平均が上がった」
だけで終わってしまいます。
でも実際には、
「売られたところで買う投資家がいた」
ということが、今日の相場から見えてきます。
今日の相場で一番面白かった「予想と現実の違い」
今朝の記事では、
SOXが反発したことで、日本の半導体株にも買いが伝わるのか?
という点を確認しようとしていました。
これは今でも重要なポイントです。
ただ、実際の市場を見ると、
SOXが上がった
=
日本の半導体株が全部上がる
という単純な動きにはなりませんでした。
前場ではAI・半導体関連が総じて軟調な場面もあり、東京エレクトロンなどには売りが出ています。
一方で、アドバンテストは日経平均を大きく押し上げました。
前場時点では、アドバンテストの指数へのプラス寄与が164円超となる一方、東京エレクトロンは約75円のマイナス寄与となっていました。
これ、かなり大事です。
同じ「半導体」というテーマでも、
全部が同じ方向に動いているわけではない。
だから、
「半導体が強い」
ではなく、
「半導体の中で、どこに買いが入っている?」
と考える必要があります。
🟥 半導体|SOX反発だけでは判断できなかった
昨日の夜から今日の朝にかけて、半導体は最重要テーマでした。
SOXが反発したことで、
「日本の半導体も戻せるか?」
を確認しました。
しかし今日の市場では、半導体関連の中でも強弱が分かれました。
これは、明日早朝に控えているNVIDIAの決算も大きく関係しています。
決算を前に、
「ここから積極的に買っていいのか?」
「結果を確認してから動いた方がいいのか?」
と考える投資家が増えやすいからです。
実際、今日の市場でもNVIDIA決算を前に、半導体関連では様子見ムードが出ていました。
つまり今日の半導体は、
SOX反発による買い
と
NVIDIA決算を待つ慎重さ
がぶつかっていたと考えることができます。
🤖 AI|今日も市場を支えた存在
AI関連も今日の重要テーマでした。
今週の日本株では、AI関連が戻る場面が続いています。
今日も日経平均を押し上げる銘柄としてソフトバンクグループが目立ち、前場時点では日経平均を111円超押し上げる寄与となっていました。
これはかなり大きいです。
今日の相場を見て、
「半導体は全部強い」
とは言いにくい。
でも、
AI関連の一角には買いが入っている。
つまり、資金が完全にAI・ハイテクから逃げたわけではなさそうです。
ただし、ここも、
「AI株はもう大丈夫」
と決めつけるのは早い。
明日にはNVIDIA決算があります。
その結果を受けて、
AI → 半導体 → データセンター
の資金の流れがどう変化するのか。
ここが次の確認ポイントになります。
🖥️ データセンター・通信|「強いか」より周りとの比較
これまで監視してきたデータセンター・通信も、今日引き続き確認しました。
ここで大切なのは、
「データセンター関連だから上がる」
と考えないことです。
AIが成長すればデータセンターが必要になる。
データセンターが増えれば通信設備や電線なども必要になる。
これは長期的なテーマとして考えられます。
でも、株式市場では、
需要がある
ことと、
今日その銘柄が買われる
ことは別です。
だから今日も、
- AIより強いのか
- 半導体より強いのか
- 出来高は増えているのか
- 売られた後に買い戻されているのか
という比較で見ることが重要でした。
「テーマ名」だけを見るのではなく、
実際のお金の動き
を見る。
これが今回ずっと続けている相場チェックの考え方です。
🟨 素材・非鉄|まだ「全面的な資金流入」ではない
半導体の周辺を見るために、素材・非鉄も監視しています。
例えばJX金属のように、
半導体材料
という視点からAI・半導体テーマとつながる企業があります。
もし、
半導体主力株
↓
製造装置
↓
素材・部材
まで一緒に強くなっていけば、
「半導体テーマ全体に資金が戻っている」
と考えやすくなります。
反対に、
一部の大型株だけ上昇
↓
周辺銘柄は弱い
という状態なら、
まだ資金がテーマ全体に広がっているとは言いにくい。
今日も、この「広がり」を確認することが重要でした。
⚡ 電力・空調|今日も「まだ主役ではない」
AI・データセンターを考えると、
電力
や
冷却設備
も重要になります。
ただし、今日の相場を見る限り、
電力・空調がAI・半導体に代わる主役になった、
というような動きではありません。
だから今は、
「上がるかどうかを予想する」
より、
「出来高に変化が出るか」
を見る段階です。
ずっと静かだったテーマに突然出来高が集まる。
その時に初めて、
「もしかすると資金の流れが変わってきたのか?」
と考える。
このくらいの距離感で見ておく方が、相場を決めつけずに済みます。
今日、一番確認できたのは「下がったところで買われた」こと
今日の市場を振り返ると、ここが一番重要だったと思います。
朝、
日経平均-251円
↓
一時6万5,000円台前半
↓
そこから買い戻し
↓
前場、
+371円
まで上昇。
これは単純な「上昇相場」ではありません。
むしろ、
「売られたところで、買いたい投資家がいた」
ということです。
もちろん、これだけで相場が完全に強くなったとは言えません。
でも、
売りが出ても、そのまま崩れなかった。
これは今日確認できた大きなポイントです。
日経平均だけを見ると、今日の相場を間違えやすい
今日の相場では、もう一つ面白いことがありました。
前場時点で、東証プライム市場では、
値上がり銘柄:1,085
に対して、
値下がり銘柄:406
となっていました。
つまり、
日経平均が上がった
だけではありません。
市場全体でも、値上がり銘柄の方がかなり多かった。
これは、
「一部の大型株だけで指数を押し上げた」
と単純には言えない動きです。
もちろん後場を含めた最終的な評価は別としても、少なくとも前場では、
市場全体に買いが広がっていた
ことが確認できました。
今日の「資金の流れ」を整理すると
ここまでの相場を、いつもの監視フォルダの考え方で整理してみます。
🟥 半導体
SOXは反発。
ただし日本市場では強弱が分かれ、NVIDIA決算を前に様子見も。
↓
🤖 AI
ソフトバンクグループなどに買いが入り、引き続き市場の中心。
↓
🖥️ データセンター・通信
テーマとしては継続監視。
ただし、AI・半導体から明確に資金が一斉流入したとまでは言いにくい。
↓
🟨 素材・非鉄
半導体とのつながりはあるものの、テーマ全体への資金拡大を確認するにはもう少し時間が必要。
↓
⚡ 電力・空調
将来的なAI・データセンター需要はあるが、今日の主役ではない。
朝の予想と、今日の答え合わせ
朝の記事では、
「米国株が上がったから日本株も上がる」
と単純には考えず、
「日本市場が実際にどう反応するのかを見る」
という話をしました。
結果はどうだったでしょうか。
朝は、
下落。
これは予想とは違う動きでした。
でも、その後は、
買い戻し。
そして、
日経平均はプラス圏へ。
つまり、
「朝の予想が当たったか」
よりも、
「予想と違った市場が、その後どう動いたか」
を見ることが大切だったわけです。
これがデイトレードでも重要になります。
デイトレードでは「最初の動き」を答えだと思わない
今日の相場は、この考え方をかなり分かりやすく見せてくれました。
朝、
下がった。
だから、
「今日は弱い」
と決めつける。
でも、その後、
買い戻された。
逆に、
「ここから上がる」
と決めつけたところで、
また売られることもあります。
相場では、
寄り付き=その日の答え
ではありません。
だから、
寄り付き
↓
その後の値動き
↓
出来高
↓
テーマごとの強弱
↓
市場全体への広がり
という順番で確認する。
今日のような相場では、この考え方が特に重要でした。
明日の相場は、今日以上に重要になる
そして明日は、今週の中でもかなり重要な一日になりそうです。
理由は、
NVIDIAの決算。
日本時間27日早朝に発表される予定です。
今までの記事でも、
AI
↓
半導体
↓
データセンター
という流れを追ってきました。
NVIDIAの決算は、この流れを考えるうえで大きな材料になります。
決算の内容だけではなく、
NVIDIA株がどう動くか
↓
SOXがどう動くか
↓
NASDAQがどう反応するか
↓
明日の日本の半導体がどう動くか
ここまでつなげて見ていきたいところです。
明日の朝に確認したい5つ
明日は特に、この5つを確認します。
① NVIDIA決算
市場がどう受け止めたのか。
② SOX指数
半導体全体に買いが戻るのか。
③ 日本の半導体
アドバンテスト、東京エレクトロンなどの反応。
④ AI・データセンター
半導体から周辺テーマへ資金が広がるのか。
⑤ 出来高
単なる値動きなのか、本当に資金が入っているのか。
ここまで確認して、初めて、
「AI・半導体の流れが再び強くなったのか」
を考えたいと思います。
今日の相場を一言で言うなら
今日の日本株を一言で表すなら、
「朝は売られた。でも、市場はそのまま崩れなかった。」
これだと思います。
米国株高を受けても、朝は日経平均が251円安。
そこから6万5,000円台前半まで下げ、
その後は買い戻されて前場371円高まで上昇しました。
そして、半導体は一枚岩ではありませんでした。
アドバンテストが日経平均を大きく押し上げる一方、東京エレクトロンなどには売りも出ています。
だから、
「今日は半導体が強かった」
だけでは相場を説明できません。
正確には、
「AI・半導体の中でも資金の向かう先が分かれていた」
と見る方が分かりやすいでしょう。
🌙 今日の相場まとめ|「上がった」より大切だった、朝の売りを跳ね返した動き
今日の日本市場は、朝の弱さが印象に残るスタートでした。
前日の米国市場は上昇。
SOXも反発していました。
それでも日本株は寄り付きで売られ、日経平均は251円安。
一時は6万5,000円台前半まで下げました。
ところが、その後は売りが一巡。
買い戻しが入り、前場には日経平均が371円高まで切り返しました。
ここから見えてくるのは、
「日本株が完全に弱くなったわけではない」
ということです。
下がったところで買う投資家がいた。
市場全体でも値上がり銘柄が値下がり銘柄を大きく上回りました。
一方で、
AI・半導体が全部一緒に上昇したわけではない。
アドバンテストのように指数を大きく押し上げる銘柄がある一方、東京エレクトロンなどには売りが出ました。
そして明日はNVIDIA決算。
今の日本市場が本当にAI・半導体を再び主役として買い始めているのか。
それとも、
「決算前の買い戻し」
にとどまっているのか。
ここは明日の市場を見なければ分かりません。
だから今日の相場は、
「日経平均が上がった」
という数字だけで終わらせるのではなく、
「朝に売られた株が、その後どこまで買い戻されたのか」
を見る一日だったと思います。
昨日まで売られていた。
今日も朝は売られた。
それでも買いが入った。
その買いが、
AIなのか。
半導体なのか。
データセンターなのか。
素材なのか。
それとも別のテーマなのか。
こうやってテーマ同士を比較していくと、単純な株価の上下だけでは見えない、
「市場のお金の動き」
が少しずつ見えてきます。
そして明日は、その答えをさらに深掘りする日。
NVIDIA決算 → SOX → 日本の半導体 → AI・データセンター
この流れを確認しながら、今日の買い戻しが本物だったのか、それとも一時的な動きだったのかを見ていきたいと思います。
今日も、
「上がった・下がった」だけで終わらせず、株価・出来高・テーマの強弱から、市場のお金がどこへ向かっているのかを追う。
この視点で、明日の相場につなげていきます。
読んでくれた方に幸あれ
👉 明日の仮説を立てていきます🌅



