今日の日本株は、日経平均の下落だけを見ていると、相場全体の動きを見誤りやすい一日となりました。
10月26日(月)の日経平均株価は503円51銭安の6万2,189円65銭で取引を終了。これで3日続落となり、終値は約3か月ぶりの安値水準となりました。
一方、TOPIXは上昇。東証プライム市場でも値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回りました。
なぜ日経平均が大きく下がる一方で、ほかの銘柄には買いが入ったのでしょうか。
今日は朝の相場チェックで注目していた半導体株の動きと、実際の大引けで見えてきた資金の流れを振り返ります。
■ まずは今日の結果を整理
10月26日の日本市場は、次のような結果となりました。
- 日経平均株価:62,189.65円
- 前日比:503.51円安(0.80%下落)
- TOPIX:3,972.98ポイント
- TOPIX前日比:7.17ポイント高(0.18%上昇)
- 東証プライム市場:値上がり銘柄が値下がり銘柄を上回る
日経平均は朝方に一時600円近く下落しました。その後、買い戻しによって上昇に転じる場面もありましたが、終盤には再び売りが強まりました。
一方で、TOPIXは上昇して取引を終了。市場全体の銘柄数を見ても、値上がり銘柄が優勢でした。
つまり、今日の相場は単純な全面安ではありません。指数への影響が大きい銘柄が売られる一方、別の業種には買いが入っていたのです。
■ 日経平均を押し下げた半導体・AI関連株
今日の相場で重荷となったのが、半導体関連株です。
アドバンテスト、東京エレクトロン、SCREEN、KOKUSAI ELECTRICなどの銘柄が下落し、日経平均を押し下げました。
半導体関連株は、AIやデータセンターの成長期待を背景に注目されてきた分野です。しかし、成長への期待が高い銘柄ほど、投資家が将来の利益や株価水準を慎重に見直す局面では、大きく値動きすることがあります。
現在は、AIへの巨額投資が十分な利益につながるのかという点や、半導体関連企業の競争環境などが意識されています。
また、中東情勢を背景とした原油高への警戒も、投資家心理を慎重にさせる材料となっています。
ただし、今日の下落だけでAIや半導体の長期的な成長が終わったと判断することはできません。短期的な需給の変化と、企業の長期的な成長性は分けて考える必要があります。
■ 日経平均が下がっても、買われた銘柄はあった
今日のもう一つの注目点は、資源関連や商社株の底堅さです。
原油高を背景にINPEXなどのエネルギー関連株が買われ、三菱商事などの商社株にも買いが入りました。
こうした動きが、日経平均とは異なるTOPIXの上昇につながった一因と考えられます。
もちろん、一日の値動きだけで資金が完全に別のテーマへ移ったと判断することはできません。それでも、半導体株が弱い日に、別の分野に買いが入っていた点は見逃せません。
日経平均だけを見ていると、相場全体が同じ方向へ動いているように感じることがあります。しかし、実際には業種や銘柄によって強弱が分かれることがあります。
こうした違いを確認することが、毎日の相場分析では大切です。
■ いつもの注目テーマを振り返る
ここからは、普段チェックしている3つのテーマについて、今後どのように見ていくかを整理します。
1.半導体・AI関連
アドバンテスト、東京エレクトロン、SCREEN、KOKUSAI ELECTRIC、TOWA、ローツェなどを引き続き監視します。
今日のように主力株が売られる局面では、値下がりしたという理由だけで買うのは危険です。
まずは売りが一巡するか、反発時に出来高が増えるか、株価が5分足の26MAを回復できるかを確認したいところです。
2.電線・通信・データセンター関連
フジクラ、古河電工、住友電工、SWCCなども引き続き確認します。
AIやデータセンターの拡大というテーマがあっても、株価が常に上昇するわけではありません。
半導体株が弱いときに下げが限定的なのか、それとも同じように売られるのか。指数との比較を通じて、個別株の強さを見極めたいところです。
3.電力設備・空調関連
日立、三菱電機、富士電機、ダイキン、ダイダンなども監視対象です。
データセンターの整備には電力設備や冷却設備も必要になりますが、テーマ性だけで株価の上昇を判断することはできません。
実際の値動きや出来高を確認し、買いが続いている銘柄を探していきます。
■ 明日の売買で意識したい3つのこと
今日の大引けを踏まえ、明日は次の3点を確認したいと考えています。
① 半導体株の売りが続くのか
主力株がさらに下落するのか、それとも売りが一巡して反発するのか。寄り付き後の動きだけでなく、その後の値動きも確認します。
② TOPIXと日経平均の違いが続くのか
日経平均だけが弱いのか、市場全体にも売りが広がるのかを比較します。値上がり銘柄数や業種別の動きも重要です。
③ 5分足26MA・出来高・RSI/RCI(9)を確認する
株価が26MAを回復して維持できるか、反発に出来高が伴っているかを確認します。RSIやRCI(9)は補助材料として使い、指標だけで売買を決めないようにします。
条件が揃わない場合は、無理にエントリーする必要はありません。値動きが荒い相場では、損失を抑えることも重要な戦略です。
■ まとめ:指数の数字だけでは見えない相場がある
10月26日の日本株は、日経平均が503円安となり、3日続落しました。
一方、TOPIXは上昇し、東証プライム市場では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回りました。
半導体・AI関連株の弱さが日経平均を押し下げる一方、資源関連や商社株などには買いが入っていました。
今日の相場から改めて感じるのは、指数の下落だけで市場全体を判断しないことの大切さです。
明日は半導体株の下げ止まりに加え、電線・通信、電力設備、資源関連など、どの分野に買いが続くのかを確認したいところです。
株価が大きく下がったからといって、必ず反発するわけではありません。反対に、指数が弱くても、個別株には強い動きを見せる銘柄があるかもしれません。
大切なのは、予想だけで動かず、実際の値動きと出来高から根拠を確認すること。
明日も焦って飛びつかず、条件が揃った場面だけを狙う姿勢を大切にしたいと思います。
読んでくれた方に幸あれ
👉 明日の仮説を立てていきます🌅



