このブログは、株式市場の動きを観察しながら、その背景にある流れや考え方を記録しています。
日々の相場から「なぜそう動いたのか」を整理し、理解を深めていくためのメモです。

1.日々の相場チェック

AI株の急落は日本株に何をもたらす?連休明けの市場で注目したい3つのポイント【11月2日】

おはようございます。

11月2日月曜日、今週の日本株が始まりました。

先週末の米国市場では、AIや半導体関連株を中心に大きな売りが出ました。

NASDAQは約2.9%下落。半導体株の動きを示すSOX指数は約7.2%の急落となり、投資家の警戒感が強まっています。

日本市場も、この流れを受けて厳しいスタートとなりました。

ただし、今日の相場を考えるうえで大切なのは、単に「株価が下がった」という事実だけではありません。

なぜ売られたのか。どの銘柄に売りが集まっているのか。そして、下落する市場の中でも買いが残る銘柄はあるのか。

今回は、米国株の急落を受けた日本市場の動きと、今日の相場で確認したいポイントを整理します。

■ まずは先週末の米国市場を振り返る

10月30日の米国市場は、主要指数がそろって下落しました。

  • NYダウ:51,770.31ドル(前日比-1.09%)
  • NASDAQ総合指数:25,437.00ポイント(前日比-2.86%)
  • S&P500:7,580.07ポイント(前日比-1.81%)
  • SOX半導体指数:10,688.80ポイント(前日比-7.20%)

特に目立ったのは、半導体株の下落です。

背景の一つにあるのが、AI関連企業の巨額投資に対する警戒感です。

AIは今後の成長が期待される分野ですが、設備投資に多額の資金が必要になります。投資家は、その支出が将来どれほどの利益につながるのかを慎重に見極めようとしています。

また、インテルの業績見通しや、アマゾンのAI関連投資をめぐる動きも市場心理に影響しました。

AIの成長が終わったということではありません。しかし、期待が大きくなっていた銘柄ほど、業績や投資負担への見方が変わった際に株価が大きく動くことがあります。

■ 日本市場も厳しいスタートに

先週末の日経平均は63,290.11円で終了しました。

そして11月2日の寄り付きは、前週末比318.09円安の62,972.02円となりました。

米国の半導体株安を受け、日本市場でもAI・半導体関連を中心に警戒感が強まっています。

ただし、寄り付きの下落だけで、その日の安値や相場の方向が決まるわけではありません。

朝の売りが一巡するのか。それとも戻り売りが続くのか。

今日の相場では、寄り付き後の値動きを丁寧に確認する必要があります。

■ 今日の注目ポイント① 半導体株の売りは続くのか

最初に確認したいのは、半導体・AI関連です。

アドバンテスト、東京エレクトロン、SCREEN、KOKUSAI ELECTRIC、TOWA、ローツェなどを監視します。

米国のSOXが大きく下落したため、日本の半導体関連株にも売りが出やすい環境です。

ただし、同じ半導体関連でも、すべての銘柄が同じように動くとは限りません。

寄り付き後に下げ止まる銘柄があるのか。反発する際に出来高が増えているのか。戻ってもすぐに売られてしまうのか。

こうした違いを見ながら、個別株の強弱を判断したいところです。

■ 今日の注目ポイント② 日経平均とTOPIXの違い

日本市場を見るときには、日経平均だけでなくTOPIXも確認します。

日経平均は、株価水準の高い一部の銘柄の影響を受けやすい指数です。半導体関連などの大型株が売られると、指数全体が大きく下がることがあります。

一方、TOPIXはより幅広い銘柄の動きを反映します。

そのため、日経平均が大きく下がっていても、すべての銘柄が同じように売られているとは限りません。

今日確認したいのは、次の3点です。

  • 日経平均だけが特に弱いのか
  • TOPIXも下落し、市場全体に売りが広がっているのか
  • 値上がり銘柄数が増え、買いが戻ってくるのか

指数の数字だけでなく、市場の中身を見ることが大切です。

■ 今日の注目ポイント③ 半導体以外に買いは残るのか

いつもの注目テーマも、引き続き確認します。

電線・通信・データセンター

フジクラ、古河電工、住友電工、SWCCなど。

AIやデータセンターの拡大に関連する分野ですが、半導体株と常に同じ動きをするわけではありません。

半導体株が弱い中でも相対的な強さを保てる銘柄があるか、実際の株価と出来高を確認します。

電力設備・空調

日立、三菱電機、富士電機、ダイキン、ダイダンなど。

データセンターの整備には電力設備や冷却設備も必要になります。ただし、テーマ性だけで株価が上昇するわけではありません。

市場全体が弱い中でも買いが残るのか、個別に確認したいところです。

■ 急落相場で気をつけたい売買判断

大きく下落した相場では、「そろそろ反発するのではないか」と考えたくなる場面があります。

しかし、株価が下がったという理由だけで買うのは危険です。

私が確認したいのは、いつもの5分足26MA、出来高、RSI・RCI(9)です。

まず、株価が5分足の26MAを回復できるか。その上で値動きを維持できるかを確認します。

さらに、反発時に出来高が増えているかも重要です。

RSIやRCIは反転のタイミングを考えるための補助材料として使い、単独で売買を決めないようにします。

条件が揃わない場合は、無理に取引する必要はありません。

急落した日に大切なのは、安値を当てることではなく、売りが一巡したことを確認することです。

■ 今日のまとめ:下落の理由と買いの強さを見極める

先週末の米国市場では、AI・半導体関連株を中心に大きな売りが出ました。

その影響を受け、日本市場も厳しいスタートとなっています。

ただし、今日の相場を下落一色と決めつけるのではなく、日経平均とTOPIXの違い、個別株の強弱、出来高を確認することが重要です。

半導体株の売りが続くのか。それとも売りが一巡し、反発する銘柄が出てくるのか。

電線・通信や電力設備など、別のテーマに買いが残るのか。

こうした点を一つずつ確認しながら、相場の流れを見ていきたいと思います。

今日の基本方針は、急落に飛びつかず、反発の根拠が揃った銘柄だけを狙うこと。

値動きと出来高を確認し、条件がなければ見送る。荒れた相場だからこそ、落ち着いた判断を心がけたい一日です。

読んでくれた方に幸あれ

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