10月13日火曜日の日本株は、連休明けから厳しい展開となりました。
日経平均株価は1,253円安。朝方から売りが広がり、後場に下げ幅を縮める場面はあったものの、最後まで力強い反発にはつながりませんでした。
特に目立ったのは、米国の半導体株安を受けたAI・半導体関連株への売りです。
一方で、すべての業種が同じように売られたわけではありません。上昇した銘柄もあり、相場の中では強弱が分かれました。
朝の時点では、日経平均とTOPIXの動きの違いにも注目していました。しかし、大引けまで振り返ると、売りは一部の大型株だけにとどまらず、市場全体へ広がったことが分かります。
今日は、数字だけでは見えにくい日本株の一日を振り返ります。
1.大引けの数字から見る、今日の日本市場
まずは、10月13日の主な結果を整理します。
- 日経平均株価:67,777.52円
- 前日比:1,253.40円安
- 下落率:約1.82%
- 東証プライム市場の値下がり銘柄:約73.4%
- 東証プライム市場の値上がり銘柄:約24.4%
日経平均は4日続落となりました。朝方は68,000円台半ばで始まりましたが、その後は売りが強まり、前場には67,000円台まで下落。後場も戻りは限定的でした。
東証プライム市場でも値下がり銘柄が値上がり銘柄を大きく上回り、広い範囲で売りが優勢だったことがうかがえます。
指数の下落率だけでなく、これだけ多くの銘柄が下がった点も、今日の相場を理解するうえで重要です。
2.なぜ半導体株が売られたのか
今日の日本株を考えるうえで、避けて通れないのが米国の半導体株安です。
10月12日の米国市場では、NASDAQ総合指数が0.44%下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も約2.7%下落しました。一方、NYダウは0.38%上昇しており、米国市場の中でも動きに差が出ていました。
半導体関連株の売りには、中国企業の技術進展によって競争が激しくなるとの懸念や、AI関連企業の収益性を見極めようとする投資家心理が影響したとみられます。
こうした流れを受け、日本市場でも半導体関連株に売りが集まりました。
東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREEN、ディスコ、キオクシアなどが下落。ソフトバンクグループにも大きな売りが出ました。
半導体やAIは成長期待の高い分野ですが、期待が大きい銘柄ほど、競争環境や業績への見方が変わった際に株価が大きく動くことがあります。
今回の下落だけで長期的な成長が否定されたとはいえません。ただし、これまでの上昇を支えてきた期待を、投資家が改めて見直している可能性には注意したいところです。
3.売られた銘柄ばかりではない。上昇した分野も
厳しい相場の中でも、すべての銘柄が下落したわけではありません。
今日の市場では、海運、鉱業、卸売業などが上昇する一方、非鉄金属、電気機器、情報・通信業などは下落しました。
個別株では、トヨタ自動車、伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、ダイキン工業など、上昇した銘柄も見られました。
ただし、これらの銘柄が上昇したからといって、資金が特定のテーマへ完全に移ったと判断するのは早計です。
大切なのは、ニュースやテーマの印象だけで決めつけず、実際の株価と出来高から買いの強さを確かめることです。
日経平均が大きく下がった日ほど、指数の動きと個別株の動きを分けて見る必要があります。
4.いつもの注目テーマは、どう見るべきか
今後も、次の3つの分野を継続して確認したいと考えています。
半導体・AI
アドバンテスト、東京エレクトロン、SCREEN、KOKUSAI ELECTRIC、TOWA、ローツェなどに注目します。
今日のように米国の半導体株が弱い場合、寄り付きから売りが出やすくなります。安くなったという理由だけで買うのではなく、売りが一巡したか、反発に出来高が伴っているかを見極めたいところです。
電線・通信・データセンター
フジクラ、古河電工、住友電工、SWCCなども確認対象です。
AIやデータセンターの拡大という長期的なテーマがあっても、短期的な株価は市場環境や需給に左右されます。
半導体株が下落する局面でも相対的な強さを保てるのか、個別に比較することが大切です。
電力設備・空調
日立、三菱電機、富士電機、ダイキン、ダイダンなども引き続きチェックします。
データセンターの整備には電力や冷却設備も必要になりますが、テーマ性だけで上昇を期待することはできません。業績や株価の動き、出来高を合わせて判断したいところです。
5.明日の売買で確認したいこと
今日の下落を受けて、明日は反発するのか、それとも売りが続くのかが焦点になります。
ただし、前日大きく下がったという理由だけで、翌日の反発を決めつけることはできません。
私が確認したいのは、次のポイントです。
① 半導体株の売りが一巡するか
アドバンテストや東京エレクトロンなどの主力株について、寄り付き後の値動きと出来高を確認します。
② 日経平均とTOPIXの強弱差
日経平均だけが弱いのか、市場全体に売りが広がっているのかを比較します。
③ 5分足の26MAを回復できるか
株価が26MAを回復し、その上で維持できるかを確認します。反発時に出来高が増えているかも重要です。
④ RSI・RCI(9)は補助材料として使う
反転の兆しを探す際に活用しますが、指標だけでエントリーを決めることは避けます。
条件が揃わなければ、無理に取引する必要はありません。値動きが荒い日は、損失を避けることを優先する判断も大切です。
まとめ:大幅安の翌日こそ、相場の中身を見たい
10月13日の日本株は、米国の半導体株安を背景に、日経平均が1,253円下落する厳しい一日となりました。
朝方には日経平均とTOPIXの動きの違いが見られたものの、大引けまで振り返ると、値下がり銘柄が市場全体に広がっていました。
今回の動きだけで、AI・半導体関連の長期的な成長が終わったと判断することはできません。一方で、成長期待だけを頼りに買うのではなく、企業の競争力や収益性、実際の株価の動きを確認する必要性は高まっています。
明日は、半導体株の下落が続くのか、売りが一巡して反発するのか。そして、電線・通信や電力設備などの関連テーマに買いが戻るのかを確認したいところです。
大きく動く相場では、焦って売買するよりも、値動きと出来高を観察し、条件が揃った場面だけを狙うことが重要です。
相場が荒れているときほど、予想よりも確認。値下がりだけを見て飛びつかず、根拠のある売買を心がけたいと思います。
読んでくれた方に幸あれ
👉 明日の仮説を立てていきます🌅



