はじめに
今朝の記事では、
「週末のNASDAQ・SOX上昇を受けて、AIや半導体に買いが戻るのか」
そして、
「そこからデータセンター・通信や電力・空調などへ資金が広がるのか」
という点を中心に、週明けの日本市場を確認しました。
先週はAIや半導体が調整する場面がありましたが、出来高は高い状態が続いていました。
そのため、週末の米国市場でNASDAQとSOXが上昇したことで、
「日本株も再び上昇するのではないか」
と考えやすい状況でした。
ところが、実際の日本市場は少し違いました。
AI関連は前場から下げる展開。
半導体はGUスタートとなったものの、その後下落。
データセンター・通信は小幅高。
電力・空調は小幅安。
つまり今日は、
「米国市場が上がったから、日本株も一日中強い」
という単純な相場にはなりませんでした。
では、市場のお金はどこに残っていたのでしょうか。
今日は4つのテーマを比較しながら、現在の資金の流れを整理していきます。
今日の相場全体|米国高でも日本株は素直に上がらない
今日の日本市場でまず印象的だったのは、NASDAQやSOXの上昇ほど日本株が強くならなかったことです。
AI関連は上昇が期待されていましたが、前場から下落傾向。
後場には少し持ち直す銘柄もありましたが、最終的には前日終値付近か小幅安となりました。
半導体もGUスタート。
一見すると、そのまま上昇しそうな始まりでした。
しかし10時ごろから下げ始め、後場も大きく反発することはありませんでした。
それでも最終的には小幅高となっています。
この違いは重要です。
「上がったか、下がったか」だけを見ると、今日の相場は分かりにくい。
寄り付きからどのように動いたのか。
出来高はどうだったのか。
どのテーマに値動きがあったのか。
ここまで見ることで、今日の市場の状態が少し見えてきます。
AI関連|NASDAQ高でも買いが続かなかった
注目銘柄
- ソフトバンクグループ
- NEC
- 富士通
- さくらインターネット
今日のAI関連は、NASDAQの上昇を考えると強く始まってもおかしくない状況でした。
しかし実際には、前場から下げる展開。
後場には少し持ち直す銘柄もありましたが、最終的には前日終値とほぼ同じか、小幅安となりました。
ここで注目したいのが出来高です。
株価は強くないのに、出来高は比較的高い。
これは、AI関連への市場の関心がなくなったとは言い切れない状況です。
むしろ、
「買いたい投資家」と「利益確定したい投資家」
の両方が存在している可能性があります。
今日の動きだけを見るなら、AIを「主役」と呼ぶには少し物足りません。
ただし、出来高を見る限り、まだ市場から完全に忘れられたテーマではありません。
明日以降、
出来高を維持したまま上昇できるのか
が重要になりそうです。
半導体関連|今日の主役候補はやはりここ
注目銘柄
- 東京エレクトロン
- アドバンテスト
- SCREENホールディングス
- KOKUSAI ELECTRIC
- TOWA
- ローツェ
- フェローテック
- ソシオネクスト
今日の4テーマの中で、最も値動きがはっきりしていたのが半導体関連でした。
SOX指数の上昇を受け、GUからスタート。
しかし、10時ごろから下落し始めます。
「SOXが強かったのに、なぜ下がるのか?」
と感じる場面でした。
ところが後場になると少し持ち直し、最終的には小幅高。
一日を通して見ると、
GU → 下落 → 持ち直し → 小幅高
という動きでした。
そして出来高は今日も高い状態。
AIやデータセンター・通信と比べても、値動きがしっかりしていました。
そのため、今日の相場であえて主役テーマを一つ挙げるなら、
半導体
と考えてもよさそうです。
もちろん「一番上がったから主役」という意味ではありません。
重要なのは、
- 出来高が高い
- 注目度が高い
- 一日の値幅がある
- 上下の動きがはっきりしている
- デイトレードでも値動きを確認しやすかった
という点です。
今日の半導体の動きは、今後の資金の流れを見るうえでもかなり気になります。
データセンター・通信|上昇したが、まだ値動きが足りない
注目銘柄
- フジクラ
- 古河電気工業
データセンター・通信関連は、半導体と似た方向へ動きました。
最終的には小幅高。
ただし、値動きそのものはかなり限定的でした。
出来高も一定水準ありますが、AIや半導体と比較すると少なめです。
そのため、
「注目されているが、まだ資金が強く集中しているわけではない」
という見方ができます。
AI市場が成長すれば、
AI
↓
データセンター
↓
通信インフラ
という需要が生まれます。
だからこそ、今後も監視する価値はあります。
ただ、今日の値動きを見る限りでは、デイトレードの対象としては少し難しいテーマでした。
今後確認したいのは、
出来高が増えたうえで値動きも大きくなるか
という点です。
電力・空調|まだ資金流入は見えない
注目銘柄
- 日立製作所
- 三菱電機
- ダイキン工業
電力・空調関連は、AI関連と似た動きとなりました。
最終的には小幅安。
出来高も相変わらず少なく、今日の市場では目立った資金流入は確認できませんでした。
ただし、このテーマは今後も監視しておきたいところです。
AIの利用が増える。
↓
データセンターが増える。
↓
電力需要や冷却需要が増える。
↓
電力設備・空調設備への需要が生まれる。
という流れがあるためです。
今はまだ動きが小さい。
だからこそ、
「いつ出来高が増えるのか」
を見ることが重要になります。
今日の段階では主役候補とは言えませんが、資金が入ってきた時には変化を見つけやすいテーマかもしれません。
今日の4テーマを比較すると
今日の動きを整理すると、かなり違いが見えてきます。
AI関連
→ 前場から下げる展開。後場に一部持ち直すも、最終的には横ばい~小幅安。出来高は高め。
半導体関連
→ GU後に下落。その後持ち直し、小幅高。出来高・注目度ともに高く、値動きも大きめ。
データセンター・通信
→ 小幅高。ただし値動きは小さく、AI・半導体より出来高も少ない。
電力・空調
→ 小幅安。出来高も少なく、まだ大きな資金流入は見えない。
こうして並べると、
「今日どのテーマが上がったのか」
よりも、
「どのテーマに値動きと出来高が集まっていたのか」
を見る方が分かりやすくなります。
今日の相場で見えてきた資金の流れ
現時点では、
半導体
→ 値動き・出来高ともに目立つ
↓
AI
→ 株価は弱かったが出来高は高い
↓
データセンター・通信
→ 小幅高。出来高はあるものの動きは小さい
↓
電力・空調
→ まだ静かな状態
という印象です。
これはまだ「資金が半導体へ完全に集中した」と言えるほど単純ではありません。
ただ、
今日の市場では半導体が最もトレードしやすく、注目を集めやすいテーマだった
ということは言えそうです。
今日のデイトレードで感じたこと
今日の相場は、全体的に簡単な相場ではありませんでした。
NASDAQやSOXが上昇していたため、朝の段階ではAIや半導体の上昇を期待しやすい状況。
ところが、AIは下落。
半導体もGU後に下落。
データセンター・通信や電力・空調は値動きが小さい。
つまり、
「朝の予想だけで一日を判断すると、相場についていけなくなる」
ということがよく分かる一日でした。
実際の値動きを見ながら、
「予想と違った」
↓
「では、今どこに資金があるのか?」
と考えることが重要になります。
今日の場合、それが比較的はっきりしていたのが半導体でした。
今日の相場から考える明日のポイント
明日、最も確認したいのは半導体です。
今日、
GU → 下落 → 持ち直し → 小幅高
となった半導体が、明日さらに買われるのか。
それとも今日の反発だけで終わるのか。
ここで動きが変われば、資金の流れも変わってきます。
AIについては、
NASDAQ高でも上がりきれなかった
という点が気になります。
明日も出来高を維持しながら上昇できれば、まだ資金が残っていると考えやすい。
逆に出来高が減りながら下落するなら、調整が続く可能性もあります。
データセンター・通信は、まず出来高の変化。
電力・空調は、まだ静かな状態ですが、出来高が増え始めた時に注目したいところです。
今日の相場を一言でまとめるなら
「米国市場の上昇を受けても、日本株は素直には動かなかった。その中で半導体だけが、値動きと出来高の両方で存在感を見せた。」
今日はそんな一日でした。
AIが上がるのか。
半導体が上がるのか。
データセンターへ資金が広がるのか。
電力・空調が動き始めるのか。
最初から答えを決めるのではなく、株価・出来高・テーマ同士の強弱を比較しながら、その日の市場に答えを聞いていく。
この見方を続けながら、明日も市場のお金がどこへ向かっているのかを追っていきたいと思います。
読んでくれた方に幸あれ
👉 明日の仮説を立てていきます🌅



