このブログは、株式市場の動きを観察しながら、その背景にある流れや考え方を記録しています。
日々の相場から「なぜそう動いたのか」を整理し、理解を深めていくためのメモです。

1.日々の相場チェック

日経平均が急上昇した翌日、次に資金が向かうのはどこ? 9月25日の日本株を読む

昨日の日本株は、かなり印象的な一日になりました。

日経平均は前日比495円高の6万5513円で取引を終え、取引時間中には一時1200円を超える上昇を見せました。

5連休中に上昇していた米国のAI・半導体株を受け、日本でも関連銘柄に買いが集中したためです。アドバンテストやソフトバンクグループなどが日経平均を大きく押し上げました。

一見すると、「日本株はかなり強い」と感じる相場です。

ところが、数字をもう少し細かく見ると、別の景色が見えてきます。

今日9月25日に見るべきなのは、日経平均が上がるかどうかではありません。

昨日入った資金が、今日も同じ場所に向かうのか。

それとも、次のテーマへ移動するのか。

ここがポイントになります。


昨日の相場で起きていたこと

昨日の日本株では、AI・半導体関連が目立って買われました。

5連休中の米国市場では、NASDAQやSOXが上昇し、日本市場が休んでいる間に半導体関連株への買いが進みました。

その流れが5連休明けの日本市場に一気に入ってきた形です。

実際、昨日の午前10時時点では、

  • アドバンテスト:約4%高
  • ソフトバンクグループ:約6%高
  • イビデン:15%超高

となり、この3銘柄だけで日経平均を約800円押し上げていました。

つまり昨日の日経平均上昇には、AI・半導体関連の大型株や指数への影響が大きい銘柄がかなり寄与していたことが分かります。

ここを理解しておくと、今日の相場を見るポイントが変わってきます。


「昨日強かったから今日も買う」だけでは見えないもの

株式市場では、前日に大きく上昇した銘柄が翌日も買われることがあります。

一方で、大きな上昇の翌日に利益確定売りが出ることもあります。

だからこそ、今日確認したいのは、

「昨日上がったか」ではなく「今日も新しい買いが入っているか」

です。

その判断材料になるのが、株価だけではなく出来高です。

例えば昨日大きく上昇した半導体株が、今日も上昇しながら出来高を増やしているなら、資金が継続している可能性があります。

反対に、寄り付きだけ高く、その後に売られて出来高だけが膨らむなら、利益確定売りが強くなっている可能性があります。

この違いを見ていきます。


今日の米国市場は「全面的な追い風」ではない

ここで一つ注意しておきたい材料があります。

9月24日の米国市場では、NYダウが0.31%下落しました。

NASDAQはほぼ横ばい、SOXも下落しています。

米国では強い経済指標を受けてインフレへの警戒が強まり、長期金利が上昇しました。原油価格も反発しており、ハイテク株にとっては簡単に買いが続く環境とは言い切れません。

つまり今日の日本市場は、

「昨日のAI・半導体買い」

と、

「米国の金利上昇という逆風」

の両方を見る必要があります。


それでもAI・半導体が強ければ意味がある

だからこそ、今日の半導体株の動きは面白いところです。

米国のSOXが弱いにもかかわらず、日本の半導体株がしっかりしているなら、

「米国につられて動いているだけ」

ではなく、

日本市場独自の買いが続いている可能性

が出てきます。

逆に、アドバンテストや東京エレクトロンなど昨日の主役が一斉に弱くなれば、昨日の上昇でいったん資金がピークをつけた可能性も考えられます。

だから今日は、半導体株を一つだけ見るのではなく、複数の銘柄をまとめて確認します。


次に見たいのは「AIの周辺」

もう一つ重要なのが、AI・半導体以外への資金の広がりです。

AI関連への投資が続くと、半導体だけでなく、その周辺設備にも資金が向かうことがあります。

そこで今日も、

データセンター・通信

フジクラ、古河電工、住友電工など。

AIを動かすためのデータセンターや通信インフラに関連する銘柄です。

電力・空調

日立、三菱電機、ダイキンなど。

データセンターの増加によって必要になる電力や冷却設備に関係します。

昨日はAI・半導体への資金集中が目立った一方、電力株などには弱さも見られました。

そのため今日、こうした周辺銘柄に買いが広がれば、相場の見方が少し変わってきます。


「AIだけ」なのか「AIを中心に広がる」のか

今日の相場を考えるうえで、次のように整理すると分かりやすくなります。

AI・半導体だけが強い

→ 資金が特定テーマに集中している。

AI・半導体+データセンター・通信

→ AI投資の周辺へ資金が広がっている。

AI・半導体+データセンター・通信+電力・空調

→ AI投資によるインフラ需要まで意識されている。

同じ「日経平均が上がる」という結果でも、中身はまったく違います。

だから私は、今日も指数だけを見るのではなく、同じ方向へ動く銘柄が増えているかを確認したいと思います。


為替も忘れてはいけない

もう一つ、昨日の日経平均を支えたのが円安です。

ドル円は158円台で推移しており、円安は輸出企業の収益改善期待につながりやすい材料です。昨日も円安が日経平均の支えになったとの見方が出ています。

ただし、円安だから日本株が必ず上がるわけではありません。

為替だけで判断せず、

円安+半導体買い

なのか、

円安だけで日経平均の一部銘柄が上がっている

のかを区別する必要があります。


今日の朝に立てておきたい仮説

ここまでを見ると、今日の仮説はかなりシンプルです。

昨日のAI・半導体への資金流入が、今日も続くのか。

まずここを確認します。

そして次に、

その資金がデータセンター・通信、電力・空調などへ広がるのか。

ここを見ます。

もし昨日の主役だけが強く、周辺銘柄がついてこなければ、資金はまだ集中型です。

逆に複数の関連テーマが同じ方向へ動き始めれば、相場全体の資金の広がりが見えてきます。


今日の相場でチェックしたい5つ

最後に、今日見るポイントをまとめます。

1.昨日の主役が今日も強いか

アドバンテスト、東京エレクトロンなど。

2.出来高が続いているか

株価だけでなく、買いの勢いを確認します。

3.半導体以外にも買いが広がるか

データセンター・通信などを確認します。

4.電力・空調が戻ってくるか

AI投資のインフラ側へ資金が回るかを見ます。

5.日経平均とTOPIXの差

日経平均だけが強いのか、市場全体にも買いが広がっているのかを確認します。


今日の日本株は「上がるか」より「どこへ向かうか」

昨日は、5連休を挟んだことで海外市場の動きが一気に日本株へ反映されました。

その結果、日経平均は一時1200円超上昇する場面もありました。

しかし、昨日の相場を見て「日本株全体が一斉に強くなった」と考えるのは少し早いかもしれません。

AI・半導体関連の影響が大きく、TOPIXは終盤にマイナス圏へ入る場面もありました。

だからこそ、今日の相場は面白いところです。

昨日入った資金が今日もAI・半導体へ向かうのか。

それとも、

次のテーマへ移動するのか。

さらに、

AIを中心とした資金がデータセンター、通信、電力、空調へ広がっていくのか。

ここを追っていけば、単純な「日経平均が上がった、下がった」だけでは見えない相場の中身が見えてきます。

今日も見るのは、数字だけではありません。

株価、出来高、そして同じテーマの銘柄がどれだけ同じ方向へ動いているのか。

この3つを重ねながら、今日の日本株に入ってくる資金の行き先を確認していきたいと思います。

読んでくれた方に幸あれ

👉 明日の仮説を立てていきます🌅

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